手をパチンとたたいたら、あの部屋に戻るよ・・・
先にお伝えしておく。この記事は単なるノロケだ。
家出をしていた16歳の時に出会った人と結婚しようと思っていた。実家には二度と帰らず、自分のことを知らない環境で新しく人生をやり直そうと思っていたのになんということだろう。
実家には帰るし、初めて恋した年下男子に7回告白して諦めたら”仕方ないから付き合ってやる”と言われて10年付き合い、「年賀状の名字を具志堅で出すぞ」と脅したら良いぞといわれて籍を入れて、日々楽しい夫婦生活をしている。
中学の家庭科時間に描いた将来設計とは大分違うが、悪くない。まさか、家出をするとは。まさか、結婚するとは。いくら計画していたとしても、想定外のことがおこったりミラクルが起こるから人生捨てたものではないは真実だね。これからも何が起こるかはわからない。ふふふ、楽しみだ。
【旦那に言われた数々の名台詞】
- お前はが生きているのは俺のおかげだ
- 俺が嘘をついたのはチャペルでYESと言ったことだ
- お前を嫁と認めたわけではない
- いいなぁ~お前は、幸せそうで俺はこんなはずじゃなかった
- リアクションしなければ、離婚だ
- 俺はまだ俺のことをほとんどお前に開示していない
- 可哀想に、お前はずっと片思いだな
他にも色々あるけど、そんな発言をされながら最初の頃は本気で泣いたものだ。友人に「別れた方が良い」と言われたこともあった。でも面白い男なのだ。間違いなく変態だ。何度ラブレターを書いたかわからない、付き合っている頃から「別れた後に俺のストーカーになるなよ」と本気で言われて大笑いしたりした。今でも「見るな!」と罵声を浴びられるが、お風呂をのぞきにいきたくなるのはやめられない。鍵を閉められたときの悲しみったら、ありゃしない。
優しい顔のわりに、毒をはくというギャップがたまらない。そう思えるようになるのには時間がかかった。言葉のかわりに態度で愛を表現してくれていると周りに言われても、態度よりも言葉できちんと言って欲しいと泣いたら「欲しがった言葉を言われて嬉しいのか?」と言われてまた泣いた(笑)
旦那と出会ってから、「自己肯定感」が徐々にあがった。
「疲れる飲み会なんて行かなければ良い」
「取りたくない電話は取らなければ良い」
「嫌味ぐらい言えるように強くなれ」
色々言われながら、あんたとは違うんだよ!と言い返しながらも、こんな人もいるんだなーと感心していたのが懐かしい。間違いなく旦那のおかげで私が人生が楽しめるようになった。感謝。
だからね、突然「おいっ、そこのデブ。俺が今この両手をパチンとたたいたら、俺と出会う前のあのアパートに戻るぞ」と悪い顔をして両手を私に見せる。その両手を必死にパチンとならないようにとめている私。
何やってんだろうね・・