背中に抱えているその荷物は本当に必要なものなのか?
会う度に新しい悩みを抱えるA子さんがいた。
自分の悩みよりも、周りの友人や家族のトラブルを
まるで自分のことのように捉えて涙する人。
相談ごとも多くて、休みの日もその時間をとられる
けど役に立っているから幸せと言う。
そんな話を聞きながら
『肌が荒れてるな・・・』
『クマが酷いな・・・』
『休めてるのかな・・・』
ついつい、そこが気になってしまう悪い癖。
人の役にたって幸せだというけど、彼女は
全然幸せそうにみえなかった。お金も無理して
工面しているようで、会いたいと言われたら
なるべくお金がかからないところを優先した。
【その行為や時間は本当に必要なことなのか?】
自分のことをチェックをすることって大事。
完全に容量オーバーいることに気づいていない彼女。
自分のことだからみえないものね。分かる分かる。
ほんの少しずつではあったけど、私がやったのは
「まずは自分の時間を持とう」と呪文のように伝えたこと。
反応はいつもイマイチだったけど、それでも似たような
ニュアンスを言葉をかえて伝え続けた。彼女の行動は、
優しいがゆえ、使命と思っているがゆえなんだろうけど。
う~んマンダム。まるで過去の私を見ているようだった。
【呪文の効果だと言いたいが証拠がないw】
「もう辞めた!」と彼女は今まで抱えていた沢山の
他の人の荷物を投げ捨てることを決めた。
キッカケは色々あったようだ。
- 自分が逆に頼ったら冷たくされた
- やって欲しいと言ったことはないと逆ギレ
- おせっかいババア発言された
- 単純に疲れた
他にもあったようだけど抱える必要のない荷物を
彼女が投げ捨ててくれてホッとした。
今まで他人のために費やしてきた時間を振り返ったら、
自分のことは疎かにしていたと気づいたと話してくれた。
「何で私がやらなきゃいけないの?」
「私がやる必要が本当にあるのか?」
お願い事を断ると相手が困ってどうなるのだろう?と
不安になりながらも、少しずつ断ることを増やしたら
「自分で考えるようになった」とか
「私以外の頼る人みつけたみたい」という結果を
確認して安心したようだ。バカバカしくなったとも言った。
頼られることで必要とされていることを実感する瞬間もある。
でもそればかりでは、一度きりの人生、人のためだけに尽くす?
そんな人も否定はしないけど、本当に必要なものやコトを
考えながら生きていきたいものだと私は思うだけ。
う~んマンダム。