介護したい気持ちとリアルは結構ギャップがあるものだ
12月からニュース記事を取り扱うラジオ番組を一時的に担当中である。
基本的には地域のスポーツやニュースなどをメインにしている1時間番組。
コロナの情報は必ずセットなのでウンザリする日もあるけど仕事だもんさ。
そんな番組で紹介した記事の1つ。介護虐待をする人で息子が半数なんだって。
数値を見て心が痛くなったわ。増加傾向は世の中の空気がよどんでいることも
関係していると思うよ。そんな理由で人を虐待していいのか?と言われるかも
しれないけど・・・精神疾患も増えていると知り合いの医者が嘆いていた。
介護職でもなんでもない私だが、家族に認知症や精神疾患が多いので
体験する回数が一般より若干が多いのかもしれない。精神科の先生の
対応によって本人の反応が変わることも目の当たりにしてきた。
薬の問題も色々言われるけど、薬があるからこそ保っている事実もある。
ほんでもって去年は結婚した側の祖母の介護について、孫の嫁(他人)で
ありながらも去年多く介入してきたからこそ胸が痛い。
他人だから意見を言ってはいけない!なんてことはない。
そして意見が受け入れてもらえるわけではないことも承知の助だ。
息子、娘、嫁、孫としての意見がそれぞれある。
そして認知症が進んでいる自覚がない本人の意見もある。
もっとできるかもしれない、もっと何かあるかもしれない。
終わりがない介護ってシンドイ。育児とはまた全然違うらしいよ。
身体的虐待より精神的な虐待は介護している側も気づきにくいはずだ。
当たり前に接しているだろうからね。世界が閉ざされている可能性大。
施設に家族を預けることをいまだに薄情者だ!という人がいる。
ほんだら、あんたが看れば?と心底思う。体験したからわかることがある。
いつまで介護するか分からない先の見えないことってシンドイ。
もう無理!そう言ってもOKという環境じゃなきゃ。虐待はなくならい。
私ね、一度だけ精神疾患の叔母をビンタしたことあります。
最低だよね。でもその気持ちがわかるから介護の虐待はもっともっと
隠れているのだと思う。危険だと思う。
そして私はこの罪は背負っていくあの表情は忘れてはいけないと思ってる。
石の上にも3年。3年って決まってたらなんとか辛抱できると思う。
期間、期限って案外人を救うよ。いつまでも分からない介護だから
コントロールしていくしかない。介護認定とか、実際はどうなのだろう?と
疑問を抱くことも多くある。両方の意見をくみ取ってのジャッジ。
あぁーーー!歯がゆい。そして私もそんな介護をする世代となってきた。
介護したい気持ちも嘘じゃない。介護生活が辛いのも事実。
逃げ恥のように、分担やら話し合いやら吐き出しやらハグしながら
乗り切っていこうと思う。そして悲しい記事が少しでも減るといいな。
心のある世界で生きていきたい。本当にそう思う。