オバァがオバァでなくなっていくこと・・・
ありがたいことに結婚して長寿の祖父母が出来た。
実家で可愛がってくれたオジィは幼稚園の時にガンで・・
大好きだったオバァは15年ほど前に老衰で亡くなった・・。
当時は結婚予定もなかったからオバァが再びできて嬉しい。
(オバァ―がリターンみたいな扱いは変だな・・・ゴメン、オバァ)
小さい頃はオバァの柔らかい手を握って寝ることが多かった。
天国があるかどうかは知らないけどあの世に行った時には
実家の祖父母に会えるのが楽しみの1つだ( ・◡・ )♫•*¨*•.¸¸♪
実家のオバァの話なんだけどさ。
孫たちが大きくなるとオバァのやることは減った。
オバァを大事にしたいという想いからのお手伝いだったが
オバァが暇になればなるほど行動や発言が変化してきた。
今でいう認知症の症状が現れ始めたのだ・・・。
- 同じことを何度も言う
- ご飯を食べたことを忘れる
- 昼夜逆転行動する
- 叫ぶようになる
- 家に帰れなくなる
- 家族を認識できなくなる
徐々に色々なことが起こった。
玄関先で外に出ようとするオバァとの喧嘩は辛かった。
ご飯を食べてないと叫んだり罵られて泣いたこともあった。
可愛がられていた私の名前だけは覚えていたオバアに
ついに忘れられた時には大人気もなく大泣きした。
その瞬間、オバァがオバァじゃなくなった。
それと同時にオバァのなかで私は孫ではなくなった。
寂しかったけれど、たまにふと思い出すことがあったの。
そういう時に本当に嬉しかったのをよく覚えている。
結婚したことでNEWオバァができたけれど現在93歳。
最初は驚きまくった。歩いている!ちゃんと喋れている!カンド~☆
でも、最近はアリサという名前を一度で言えなくなっている。
ナギサやアヤカと呼ばれても、でぎゃーギャー言いません。
他人という認識ではないから。まだ孫嫁という定位置ですわ。
私の存在が分からなくなったら、会うたびに自己紹介すればいいのだ。
「トミさんよろしくね」ともう一度挨拶しよう。それだけ。
オバァがオバァでなくなった瞬間はとても悲しかったけど
あの経験があったから対処できるよ。節子オバァありがとう。
今でも大好き(*・ω・)ノ ルンルン♪