鼻がゆがんでいる(口蓋裂)コンプレックスと生きる
【何で鼻ゆがんでいるの?お鼻変だよ~?】
小さい子供が苦手なのは素直すぎるという部分も大きい。
幼い頃から鼻を見られたくなくて下を向いて歩いてたし、
写真は普通の鼻じゃない自分を突きつけられるから嫌いだった。
赤ちゃんの頃に手術をすることが多いと大人になって聞いた。
何故私はそうしてくれなかったのだろう?とても悲しくなった。
そこには貧困という生活環境や情報弱者という要因があった。
保証制度もあったのに、親は知らずに育児をしていたわけだ。
それでも幼稚園の時、大学卒業後の2回手術の経験がある。
小学校入学のタイミングと新社会人になるというタイミング。
それでもまだまだ”口蓋裂”であることは分かる。
だから、甥っ子達や知り合いの子供たちは不思議がるの。
「何かおかしい」ってね。その度にグッと心が締め付けられた。
子供に罪は何もないと知っていても返答に困ったものだ。
【ハンディキャップと言うと大げさだと言われる】
五体満足と言えばその通り。ゆがんでいるだけだもんね。
でも質問されたら「生まれつき」だと言うようにしている。
肌の色や目の色が違うのと似ている感じかな?って。
こうやって答えられるようになってきたのも時間がかかった。
少しずつ事実を認めるしかないと受け入れてきた。
写真を撮るのが楽しくなってきたのは、ここ数年だよ。
自撮りするなんて20代の私が聞いたら倒れるかもしれない(笑)
つい先日「笑いと快感(高須 光聖)」という5年も前の動画を見た。
「コンプレックスは自分を守る最高の武器」
「ネガティブには笑いが潜んでいる」
その言葉を聞いた時に学生時代のとある出来事を思い出した。
バレー部時代、何故怒られたか忘れたけど監督が激怒していた。
その時に「まるで鼻が曲がるほど〇〇(忘れたw)」と言った。
例としてあげられていて他の部員が何を思っていたか知らんけど
私は「ここに実際に曲がっている人いますけどねっ!」と思ってた。
今なら速攻ツッコムはずだ!
「私鼻まがってますけど、違う表現でお願いします」とか(笑)
私も強くなったもんだ。少しずつ強度をレベルアップしてきただけ。
何度も傷つき、凹みながら。このコンプレックス以外も多くある。
でも同じように自分を守るための最高の武器にしていこう。
そしてネガティブを笑いにかえていけるスキルを高めていこう。
コンプレックスは自分を強くしてくれる。