トトロは見たけどゴットファーザーを41歳まで見てなかったのよ
とある人数限定の飲み会に参加した際におススメされた映画。
ゴットファーザー。自分ではけして選ばないジャンルだ。
有名過ぎて見たくなくなるという天邪鬼な気持ちで
見ていなかったわけではないのであしからず・・・
3時間ほどの尺の映画を三部作~2日間かけてやっと見た。
ドス黒くて、人が沢山死んで、絆や裏切りの連鎖だったけど
そこには私の大事にしている「愛」が存在した。
でもその「愛」は他方からみたら愛とは認めないことも・・。
疑心暗鬼になって悪夢を見そうだった。
ファミリーってなんだろう?これは私の永遠のテーマなのかも。
ふと、そんなことが浮かんできた。母は、母の妹の子供たちも
まとめて面倒をみた。そこには血の繋がりが少なからずあるから。
でも実際のところ血の繋がりがなくても深く繋がる他人もいる。
その人のために死ねる。その死に方が美しく思える部分もあった。
今の世にそれほどの繋がりはあるのだろうか?
自死ばかりの話ばかり聞いて少しウンザリする。
まぁ死を目前にしなければわからないことも多くあるだろう。
あの世で後悔することは今で覚悟しておこう。
ゴットファーザー3部作を見て時代の変遷も感じる。
もちろん今のご時世では考えられないこともあるが
似ているような部分もあったり。女性への扱いは相変わらず。
男性の役割、女性の役割、仕事に口をはさまない、浮気なんて
当たり前の世界。私があの立場ならどうしていたのだろうか?
裏切った家族への対応をどんな形であらわすのだろうか?
子供の視点では?それぞれの思いがある。生きたいがゆえの行動だったり。
この映画をみて良かったと思えるのは、「生き方」「在りかた」だ。
立場が違えばそれも違う。人生の痛みを感じる映画だ・・・・。
好きなコトをして生きているように見える人にも痛みはあるのだ。
表面ではわからないだけ。もがきながらも幸せを感じる瞬間があるのさ。
ファミリーや親友なんて言葉でくくる必要なんてない気がする
一緒に生きたいと思える人なのか見極めていきたい
そう思った映画だった